キノコに含まれるβグルカンは、体内の免疫力を高めガンや生活習慣病をはじめとする色々な病気の予防改善に役立っています。すでに35年以上前からキノコ由来の抗ガン剤が実用化されています。ハナビラタケは100g中44.8gも含まれ、アガリクスの3~4倍の含有量です。 また、ハナビラタケに多く含まれるβ-グルカンは免疫活性を高めるβ-1-3グルカンであり、体内の免疫を活性化するだけでなく、免疫システムを調整する能力があり、医療、代替医療の観点から研究されています。このハナビラタケ乳酸発酵を行い、さらにβグルカンの抽出量をアップさせるとともに、アミノ酸含量を上げたものを乾燥させたものを用いています。

はなびらたけ

βグルカンについて

βグルカンとは、グルコースが、グルコシド結合で連なった多糖のうち、β-グリコシド結合で繋がった重合体の総称です。βグルコシド結合には、β-1,3結合やβ-1,6結合などがあります。単にβ-グルカンと言った場合は、通常β-1,3-グルカンのことを指します。βグルカンは、植物や菌類、細菌など自然界に広く分布し、アガリクスメシマコブ霊芝などに由来するβ-グルカンは免疫賦活作用、制癌作用を持つとされる。また、βグルカンは食物繊維の一種ですので、胃や腸で消化、吸収されません。βグルカンが腸管を通過するときに腸の粘膜にあるβグルカンの受容体に接触することで腸壁のマクロファージNK細胞(ナチュラルキラー細胞)B細胞などの免疫細胞を直接刺激する作用があるといわれています。(それぞれの免疫細胞については、ウィキペディア(Wikipedia)を参照してください:該当する箇所を押すとウィキペディアの瓦当するところが開きます)

これらの免疫細胞の活性化により血糖値の改善や癌細胞の増殖の抑制などが期待できます。

また、はなびらたけについて科学雑誌 Nature Scientific Reports 電子版に全ゲノム構造の解明の記事が掲載されました。(https://www.nature.com/articles/s41598-018-34415-6 )

これは、 はなびらたけの全 ゲノム が 約 3900 万( 39 メガ)塩基対の DNA から成り 、 13,157 個の遺伝子を有することを つきとめています 。その遺伝子を解析すると免疫活性化に効果があるとされるベータグルカン  などの有効成分の合成に関与する遺伝子群 を 発見するとともに、 ハナビラタケ 水抽出物中に 動脈硬化 に有効と考えられている女性ホルモン 、 エストロゲン と同様の作用を示す成分 のサイレント エストロゲン の存在を確認し 、ハナビラタケを原料とする医薬品の開発に道を開きました。このサイレント エストロゲンとは、エストロゲンと 似た作用を示すがエストロゲン依存癌細胞の増殖を促進しない 化合物の総称であり、今回 タンパク質のリン酸化反応 を利用した新しい生物学的試験法により 、ハナビラタケ中に存在を発見したものです。

このようにはなびらたけは、現在、大学などで研究されています。

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